【スウェーデンはなぜ強いのか 北岡孝義】はイケアと年金制度を学べるので、一粒で二度美味しい本

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読書感想 第59冊

スウェーデンはなぜ強いのか

 

国家と企業の戦略を探る

 

北岡孝義

 

PHP新書

 

 

 

I橋代表!

昨日はたくさんの人がK七のブログに訪れてくれました。

いつも通りのブログなのに

ありがたいものですね。

 

 

 

はてなブログにはスターという、

私読みましたよ!って仕組みがあるのですが、

ちょっと良さが分かりません。

近いうちにスターを止めて

はてなブックマークに絞ろうかなあ

と思っているところです。

 

 

 

さて、関東は今日も雨ですね。

梅雨にしては強めの雨ですが、

雨が降らないことには梅雨ではないので仕方がないところ。

じっと耐えるのも日本の国民性らしいです。

 

 

 

以前に

 【日本はスウェーデンになるべきか 高岡望】は年金政策に苦しむ日本にとって参考になるのか? - K七のまずは30記事を目指します!

を紹介しました。

今日の『スウェーデンはなぜ強いのか』も

似たようなテイストの本です。

 

 

 

www.knana.tokyo

 

 

 

この本も

スウェーデンの概要

スウェーデンの政治

を中心にしています。

 

 

 

 

 

 

北岡孝義??

 

金融・ファイナンスの教授だそうです。

スウェーデンではインフレターゲットの政策研究をされています。

ちょっと何を言っているのかわかりません(笑)

 

 

 

特徴的なのは

スウェーデンの企業として

・H&M

・イケア

を取り上げていて非常に親近感がわきます。

 

 

 

イケアは一度日本に進出しましたが失敗して撤退しました

 

イケアは1974年に日本に進出していますが、

一度失敗して1986年に撤退します。

当時の日本ではDIYが受け入れられなかったそうです。

2006年に再進出して今に至ります。

つまり、

日本は20年~30年の間でライフスタイルの大きな変化があった

ということなのですね。

 

 

 

スウェーデンは

国が「国民の家」であるという考えと

「大きな政府」なのに市場の自由を尊重し

上手にかじ取りをしている

ことが書かれています。

 

 

 

車については

サーブ、ボルボの破綻について

どちらの本でも取り上げています。

2社が危機的状況を迎えても政府は介入しませんでした。

そこには市場原理を優先する国家の信念があります。

 

 

 

年金については、

持続可能な年金制度

というベースがあります。

 

 

 

基礎年金部分を廃止し

所得比例方式を導入することで

国の負担を軽減した。

 

それでも極端な低所得者には、

最低部分保証で国が支えに入る。

 

 

 

資産総額と支払い総額のバランスが崩れれば

それを是正するために

支払額を減らして調整する制度になっています。

 

 

 

政治や制度の理念についても取り上げていますが、

今の日本で大切なのは

政治や制度の持続可能性と将来の不安を払拭してくれる仕組みづくり

なのでしょう。

 

 

 

日本の年金制度ではどうやったってK七世代納得しませんよ。

合計特殊出生率は1.8目標で1.4台なんですから、

どうやったって将来若い人に支えてもらえるわけがありません。

 

 

 

問題発言で大臣は更迭されました。

1家庭に3人子供がいれば、

女性の生き方の面では問題発言になりますが、

年金制度の持続という面だけを捉えれば安泰なわけですよね。

 

 

 

2010年の本ですが、いろいろと勉強できるおすすめ本です

 

スウェーデンのよいところ、悪いところ

日本のよいところ、悪いところ

テーマを持って読んでみてください。

 

 

 

 

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再放送の『王様のレストラン』が秀逸な件と【ヴェネツィア商人の少数精鋭の貿易論 姉崎慶三郎】 - K七のまずは30記事を目指します!

www.knana.tokyo

 

 

 

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スウェーデンはなぜ強いのか (PHP新書)

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