【ヤング島耕作主任編(4) 弘兼憲史】心に刺さる名言

読書感想 第74冊

 

ヤング島耕作 主任編(4)

 

弘兼憲史

 

講談社

 

イブニングKC

 

 

 

先日は『係長島耕作』を紹介しました。

  

www.knana.tokyo

 

 

今回の『ヤング島耕作 主任編』はその前の作品です。

『ヤング島耕作』で4巻、

『ヤング島耕作 主任編』で4巻の全8巻です。

2001年~2010年です。

 

今回は『ヤング島耕作 主任編』を読みます。

 

 

 

島耕作は、

バブルが弾けたあとにサラリーマンになったK七にとって、

求めていた理想のサラリーマン像のひとつでした。

会社とはこういうものだ、

という事を分かりやすく学べる漫画です。

 

 

 

サラリーマンのダイナミズム、

という言葉を知ったのはこのシリーズです。

サラリーマンとは何か?

を理解するにはわかりやすく良い本です。

昭和の時代を知るには最高の本ではないでしょうか。

 

 

 

弘兼憲史??

 

山口県出身の漫画家。

『島耕作』シリーズ

『ハロー張りネズミ』『黄昏流星群』『人間交差点』

などの代表作があります。

 

 

 

『島耕作』シリーズ?

 

1983年の『課長島耕作』に始まる漫画です。

1982年にパイロット版があったそうです。

松下電器産業、現パナソニックをモデルとした出世物語です。

まさにサラリーマンのダイナミズムを描いた作品です。

『ヤング島耕作』から『会長島耕作』まで発刊されています。

 

 

 

『係長島耕作』心に刺さる名言

 

(単行本4巻)

「どの業界もみんな生きるか死ぬかだ。

必死で知恵を絞っている。

考えない奴は生き残れない」

「どの業界もみんな生きるか死ぬかだ。彼は安いプライドが高い上にいつも何かに不満を持っている。

何が不満の原因なのかということは持ち前の分析力ですぐつきとめる。

しかしその不満の原因を払拭するための”何か”をしない。

これはどこどこが悪い、誰が悪いからこうなる、というところで終わってしまうんだ。

これでは絶対に伸びない。

いつも不平不満を言うだけの人間の人生なんてそんなものだ。」

 

 

 

(単行本3巻)

「電化製品を売る仕事なんかおもろいか?」

「ああ面白いさ」

「何がどうおもろいんや?」

「面白いというより楽しいというべきかな。

楽しいことがあるから人間は生きていけるんだ。

自分が楽しいこと。

それは誰でも嬉しいだろう。

しかし他人が喜んでくれることが自分の楽しみにもなる」

「何かようわからんな」

「電化製品は高価なものが多い。

カラーテレビもステレオも冷蔵庫も電子レンジも普通の人はそんなに簡単に買えるもんじゃない。

額に汗して一生懸命働いてやっと欲しい商品を手に入れるんだ。

その商品を我々が届けた時お客様は本当に嬉しそうな顔をしている

その笑顔を見ることが自分達の生きがいになる。

あー自分達はこの人のために喜んでもらえることをしたんだな……と」

「そんなもんかなあ」

「ああそんなもんだ。

人間は誰かの役に立つことが生きがいになる動物なんだ。

そんな小さい生きがいを積み重ねていくことが人生だと俺は思っている」

 

 

 

K七のまとめ

『ヤング島耕作 主任編』は、

駆け出しの島耕作に社会人としての在り方、

仕事とは何なのか、

という事を教えてくれる上司が登場します。

逆に、島耕作が若者に対し生き方を説明し、

自らにフィードバックする場面があります。

 

ただのエロ漫画ととらえる人もいるでしょうが、

しっかり読めば学ぶところが多い作品なのです。

 

ぜひ買って読んでみてください。

 

 

 

 

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