【係長島耕作(4) 弘兼憲史】心に刺さる名言

読書感想 第70冊

 

係長 島耕作(4)

 

弘兼憲史

 

講談社

 

イブニングKC

 

 

 

『係長島耕作』は

2010年~2013年の全4巻です。

 

K七の20代~30代にかけて

求めていた理想のサラリーマン像のひとつでした。

会社とはこういうものだ、

という事を分かりやすく学べる漫画でもあります。

 

 

 

弘兼憲史??

 

山口県出身の漫画家。

『島耕作』シリーズ

『ハロー張りネズミ』『黄昏流星群』『人間交差点』

などの代表作があります。

 

 

 

『島耕作』シリーズ?

 

1983年の『課長島耕作』に始まる漫画です。

1982年にパイロット版があったそうです。

松下電器産業、現パナソニックをモデルとした出世物語です。

まさにサラリーマンのダイナミズムを描いた作品です。

『ヤング島耕作』から『会長島耕作』まで発刊されています。

 

 

 

『係長島耕作』心に刺さる名言

 

①(単行本3巻)

「たぶん社内では、俺は飛ばされたというイメージを持つ人間は少なくないと思う。

俺がどの派閥にも入ることを拒否しているからだ。

しかし、転勤で飛ばされる事をマイナスに考えてはいけない。

むしろラッキーだと思え。

一か所にずーっと居座り続けると全社全体を考えるマクロな視点がなくなってしまう。

大きな組織だからこそいろんな場所から初芝電産を客観視することが大切なんだ」

「はい」

「小さな出世を考えるとグループに属してその長の人間から引き上げてもらう方がてっとり早いが、

もっと大きな視点から考えると派閥に属するのはマイナスだと思う」

 

 

 

②(単行本4巻)

「自分の一言が一人の人間の人生を変える。

これから管理職に就くにはこういうことにも耐えてゆかねばならない」

 

 

 

③(単行本4巻)

「でも出世する男って、私の経験では3つの特性を持っているということがわかった。

この店の中で観察出来る範囲のことだけどね」

「その3つとは?」

1つは段取りがうまい人。

例えばモノゴトを進める時に次の行動にスムーズに移れるように予め次の手を打つことの出来る人ね。

言葉を変えれば気配りと計画性に長けている人かしら」

「なるほど」

「例えばうちの店に来ても相手の状況を把握して切りあげる時間とか車の手配とかをちゃんとする人ね。

一番ダメなのは自分の立場を忘れて一緒に酔っ払っちゃう人。そんな人はせいぜい課長どまりね。

まあ殆どの人がそうだけど……

私はいつも見てるけど島さんはその辺はちゃんとしてるわ。

今日もそうだったし」

「ありがとうございます。2つ目は?」

2つ目はコメントの出来る人。

どんな話題にもちゃんとついてきてそれなりに自分の意見を持っている人ね」

「つまり広く浅くでも何にでもアンテナをはっているということですか」

「そう。政治、経済、スポーツ、音楽、サブカルチャー、どの分野の話でもついていける……

これは頭の若さにつながるわね」

「なるほど」

3番目はモノマネのうまい人」

「モノマネ?コンバンハ森進一です…のような?」

「アハハハ。そのモノマネじゃなくて他人のいいところをうまく真似の出来る人よ。

これは先ほどの頭の若さにつながるんだけど……

男って妙に頑固なところがあって「俺流」の生き方を貫く人が多いわ。

それはそれで悪いことではないのだけど、他人の持っているいいところや優れた面を素直に自分に

取り入れられることの出来る人間は大きく伸びるわ」

「柔らか頭……ということ?」

「その通り。段取り、コメント、いいとこ取り。

これが私の40年の経験から生まれた出世哲学よ」

 (中略)

「女に恥をかかせない。若いのにそれがちゃんと出来る人は絶対にもてる!」

 

 

 

先輩社員やスナックのママの言葉が

島耕作の力になっていきます。

言葉は、K七の糧にもなりました。

 

昭和のサラリーマンを感じる一冊。

ぜひ読んでみてください。

 

  

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