読書感想 第61冊
後世への最大遺物
デンマルク国の話
内村鑑三
岩波書店
今日はスロージョグをしました。
東京はしとしと雨。
こういう雨が梅雨らしいと思うんです。
傘をさして走りました。
内村鑑三??
1861-1930
思想家・文学者です。
ほかに英語で書かれた『代表的日本人』があります。
これも古典の名著です。
1911年の講演です。
内村鑑三自ら文字におこした作品です。
デンマーク復活の話です
プロイセンとのシュレスウィヒ=ホルスタイン戦争
(1848-1852と1863-1864)
で疲弊したデンマーク。
その厳しいデンマークで
ダルガスという人がユトランド半島に
困難であった植林を進めて
国を再び豊かにした。
後世への最大遺物も講演です
1894年の講演を文字におこしたものです。
こちらは速記されたものに内村が訂正をしたものです。
何人にもこの世に遺すことのできるものはなにか。
金、事業、思想を残せる人もいるが、
遺せない人もいる。
誰でも残せる最大遺物は、
勇ましい高尚なる生涯だ。
己の信ずるところを、信念を持って生きなさい。
ってことです。
星野リゾートの星野佳路社長もこの本を進めています。
かなりキリスト教色が強いことも
頭に入れて読むと理解が進むはずです。
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