昨日、2021年2月13日の地震は大きかったですね。
びっくりしました。
マグニチュード7.3、震源の深さ55キロメートル。
最大震度6強でした。
2011年の東日本大震災を経験しているので、
昨日のような地震は怖いです。
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2011年を紐解けば、
2011年3月11日は、
マグニチュード9.0、震源の深さ24キロメートル。
最大震度7でした。
本震です。
実は、2011年3月9日、3月10日にも地震がありました。
今ではこれが前震だった可能性があると言われています。
3月9日が、
マグニチュード7.3、震源の深さ8キロメートル。
最大震度5弱でした。
3月10日が、
マグニチュード6.8、震源の深さ9キロメートル。
最大震度4でした。
この3月10日の地震について、
○ 余震活動の状況
この地震は、3月9日11時45分の三陸沖の地震(M7.3)の余震と考えられます。本日08時までに震度1以上を観測した余震が30回発生しています。
気象庁は、3月10日の地震を3月9日の余震ととらえて発表しています。
その翌日3月11日に、最大震度7の地震が発生するわけです。
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2021年2月13日の地震にもしばらくは注意が必要でしょう。
十分に事前の準備をしておくことです。
だからといって大きな地震が起きるかどうかは分かりません。
地震は自分の力でどうにかできるものではありません。
ですから、あとは天命を待つのみです。
気にしない。
アンガーマネジメントを少しかじれば、どの本にも書いてあることです。
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地震、台風、水害などの災害は、
一瞬にして人々の日常を奪います。
人間は因果を常に考えます。
でも理由付けができないことが実際起きるのです。
災害を人の力で抑えることは今のところできません。
今のままの日常を求めても思い通りにならないこともあります。
それでも
人は日常を保つために努力しないといけないのかもしれません。
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BSのNHKで「最後の講義 The Last Lecture」を観ました。
元ライフネット生命社長、APU立命館アジア太平洋大学学長、
出口治明氏の回を思い出しました。
NHKには高い受信料を払っています。
このくらいのメモは掲載しても大丈夫でしょう(笑)
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出口治明さん
「どんな問題でもデータでチェックする。
エビデンスベースで考えると言うことは大事ですよね。
平成の30年間、日本のGDPの世界シェアは9%→4%に落ちました。
ちょっとマズイですよね。
同じように、平成元年の世界のトップ企業20社のなかに日本企業が14社いたけれど、今はゼロになった。
データで見たらちょっとマズイですよね。
問題はこの30年間になんで落ちてしまったんだろうということです」
学生
「国民一人あたりのGDPとかで見ても日本の視点で見るともっと上げたいな、もっと上げないといけないと分かるんですけど、
そもそも比較的高い方である日本のシェアが今後もっと高くなる必要が本当にあるのかな、というのを疑問に思いました」
出口治明さん
「一人当たりGDPは最近のデータで日本は26番目じゃないですか。
それでいいですか?」
学生
「それでもまだ、もっとGDPの低い国がたくさんあるじゃないですか?」
出口治明さん
「日本は世界で一番高齢化が進んでますよね。
これはファクトとして承知してますか?」
学生
「はい」
出口治明さん
「高齢化になったらお金がかかるというのはわかりますか?」
学生
「はい」
出口治明さん
「介護とかで病院に行く回数も増えますよね。
ということは、世界で一番高齢化が進んでいるということは、今のままの状態を続けるだけでも出費がかさむから、だんだん貧しくなるということを意味しますよね。
先進地域で比べれば高齢化が一番進んでいないアメリカが3%成長です。ヨーロッパが2%成長です。日本が1%成長です。
相対的に貧しくなってみんながハッピーか、ということですよね。
歴史を見ていると生活水準が徐々に下がっていって良い社会を作ったケースはないんです。
例えば、お父さんの給与が毎月下がっていった。お母さんの給与も下がっていった。
でも、アフリカの子どもたちに比べればハッピーだ、ということで我慢できるでしょうか?という問題なんですよね。
そんなに人間は立派な動物ではないんで。
僕は高齢化が進んだ分は少なくとも取り戻して現状をキープするぐらいの成長がなかったら社会の安定は保てない気がしますよね。
だんだん気持ちがすさんでいくと思います」
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選挙で10代、20代の自民党投票率が高い理由が分かった気がします。
今のままの日常が、来年も5年後も10年後も30年後も続くと思っているのでしょう。
私たちは今の日常を保つために努力しなければなりませんね。