先日佐藤優氏講演会に行きました。
その時のK七メモを記します。
今日は教育の部分だけ紹介しましょう。
録音、録画、撮影は禁止です。
メモですので不完全ですが、
ご容赦ください。
佐藤優
これからの時代の学び方
「英語の民間試験の問題。すべて教養不足からきている。」
「教養は何によって得るのか?
読むこと、聞くこと、書くこと、話すこと。
一番重要なのは読む力。読む能力を先行させなければいけない。読解力。
英語で読んで理解できないことは、聞いても分からない、書けない、話せない。」
「日本人の読解力が落ちている。OECDの調査で急激に落ちている。
今回から紙がタブレットになった。その基本的なルールが変わったこともある。
今の教育体制に構造的な欠陥があると思う。」
「今の入試は1979年型。
大学入試の形が変わると、高校教育が変わり、中学教育が変わる。
大学入試の形が変わると、大学を卒業しない人にも影響を与える。
1979年、大学センター入試の前身、大学共通一次試験が開始した。
国公立大学受験者は共通一次試験を受けなくてはいけなくなった。
偏差値によるランキングが始まった。それまで全国規模は模擬試験しかなかった。
大学の名前で選ぶ時代から偏差値で選ぶ時代へ変わった。
大学は偏差値を上げなくてはいけないということに囚われることになった。
私大の経済学部で数学が必修から外された。
早稲田の政経は社会科受験が出来る。
慶応は数学が必修だった。
慶応の経済学部は看板学部なのに偏差値が落ちていった。
1970年代、最もやさしかった法学部より経済学部の偏差値が落ちた。
三田会が黙っておらず、経済学部で数学を外したら、偏差値が跳ね上がっていった。
関西では同志社の商学部が7~8年前まで数学を頑張っていた。
数学を外したらとたん偏差値が上がった。」
「灘、開成、麻布、桜陰とかの伝統校は除いて、中高一貫校の話。
中高一貫の新興校は中学一年二年の数学の成績をみる。
数学が得意でない子には私立文科系に特化させる。早慶、MARCH。
受験の3科目以外は理解していなくても単位をくれる。
その結果、1/2+1/3=2/5とする大学生が全体の17%いる。
偶数+奇数=必ず奇数、を証明できない大学生が超難関大学生を含めて7割いる。
ものすごい事が起きている。生徒が悪いのではなく、教育システムの問題だ。」
「日本の中高教育の最大の問題は、中学と高校の接続がうまくいっていないことだ。
中高一貫教育の伝統校の教え方はあまり参考にならない。
12歳の時点で東大の数学、英語を使わない授業ならば読解力のある子を取っているから。
小学校6年生の時点で難関大学の講義についていける生徒が一定数いる。
中学の教科書は一応買うが全く使わない。中学から高校の教科書で勉強している。
文科系と理科系を分けていない。
高校一年生の夏休みくらいで高校三年間の授業が終わってしまう。
受験対策もしない。残った時間で勉強、趣味、旅行、留学などをする。
高校二年生の冬休み明けくらいから本腰を入れて受験勉強を始めて、
苦労しないで難関大学に入ってしまう。
こういった中高一貫校のシステムは世界的にもよくできている。」
「ただ、18歳時点で世界トップクラスの青年たちが40歳になると怪しくなってしまう。
それは大学の教育が緩すぎるからだ。
仕事で英語を使わない人の英語力が一番高いのは大学入試を受かった瞬間だ。
理由のひとつは、日本が強国だからだ。
1億2千万人いるから英語を勉強しなくても困らない。
日本のアイドルは外国語を話さないが、韓国のアイドルは日本語、英語、中国語も必ず話せる。
韓国の54百万人のマーケットが狭すぎるからだ。
日本の少子高齢化が進んで1億人を割り込んでくると同じ問題が起きるだろう。
そういった危険性はみえているが、人は必要に迫られないと勉強しない。」
「日本は高校が高等中学校だ。国際基準の中等教育にあたる。
先進国で珍しいタイプ。
前期中等教育だけが義務教育になっている。
中学のカリキュラムが国際基準に比べて甘すぎる。
中学までが義務教育なので中学で完結する。高校との重複が多い。
そのため高校の負担が大きくなって、いずれかの科目で落伍する構造になっている。
私は1996年~2002年まで東京大学教養学部の後期教養課程で教えていた。
東京大学で一番難しいのは、文科系では法学部ではなく教養学部の後期教養課程だ。
ここは内部選抜で本当に優秀な学生が集まる。
東大生の平均点が75点で、後期教養課程に進むには86点いるからだ。
この時教えていて驚いたのは、東大で高校クラスの授業をやっている。
東大の先生は、東大生が高校レベルの欠損があることに気付いている。
なぜか?
一番難しい学部は理Ⅲ医学部。
生物受験の合格者が何人くらいいるのか。ゼロだ。
生物は点を取りにくいから物理化学で受験する。
高校時代、生物を真剣に勉強していない人が医者になっては困るだろう。
大学に入ってから高校レベルの生物の勉強を東大生がしている。」
「東京大学の入試の構造をみてみる。550点満点。
大学センター試験の結果は110点分で、東大生は9割できるからここで100点は確保する。
最低点350点取ればどの学部でも受かる。
あと250点。
文科系学部なら国語120点、社会120点、英語120点、数学80点。
英語の問題はよくできていて、帰国子女でも120点満点で100点取るのは至難の業。
ただし、東大の二次試験の入試にはドイツ語、フランス語がある。
英語と比べるとかなりやさしい。
親の仕事でドイツ、フランスに行っていて、
ドイツ語学校、フランス語学校に通った受験生ならば120点取れる。
あと130点。
数学ゼロ点でも合格できる。
私が知っている東大生に数学ゼロ点の人はいないが、6点の人、8点の人は知っている。
こういう状態だったら経済学部の授業についていける訳がない。
文学部社会学もついていけるはずがない。
だから東大では高校数学のやり直しの講座がある。」
「理科系で英語が得意ではないが、数学で100点取れる、物理化学で100点取れるなら英語20点でも合格できる。
そうすると英語の文献が読めない。
だから東大には文科系理科系共通の標準英語教科書があって、それで勉強している。
東大が凄いと思ったのは、東大生でも知識の欠損がある前提の下で、
東大生のプライドを傷つけない様に気遣いながら欠損を埋める作業をしている。」
「他の大学はなかなか着手していないが、最近始めたのは早稲田だ。
早稲田の政経学部が数ⅠAを必修で入れた。
中学段階の数学に欠損があるとついていけない。
政治学、経済学をやるときには知識が身に付かない。
だから数学を必修に入れた。
受験刑務所型のところで中学で数学から逃げていると合格できない。」
「受験刑務所型の学校で数学が極度に苦手で大学に入ってくると就職の成績が悪い。
なぜか?
公務員試験だとまず受からない。教養試験がある。
教養試験で使われている数学は高校一年の秋くらいまでのレベルだ。
理科系の問題が半分で7割取らないと専門科目をみてもらえない。
数学で極端な苦手意識があると、教養試験が抜けられず専門科目がみてもらえず公務員になれない。
民間企業でもSPIを導入していると、SPIの4割くらいは中学三年生までの数学だ。
中学レベルの数学に欠損があるとSPIがボロボロになって通過できない。」
「自分の子供、孫を進学させる場合に進学実績が良くても、
その学校の教育内容、OB・OGが社会でどれくらい活躍しているかを見ないと分からない。
それは子供たちの責任ではなく、システムの問題だ。
気づいている先生は、個別に指導してくれている。」
「教養を身に付けるとなると、まず重要なのは中学レベルだ。
中学教科書を買う。アマゾンだと高い値段で売っている。
青森図書という青森の教科書販売店は通販で原価で売っていて
私はそこで手に入れている。
三省堂書店7階にも売っているが、今の時期は売り切れる。」
「自分が苦手だという分野の中学教科書を買ってきて目を通すのがベースにいい。
高校の教科書は難しすぎる。
例えば、高校の倫理の教科書に載っているのは、
「リオタールの大きな物語批判」「ハーバーマスにおけるコミュニケーション理論」
大学院で扱う内容だ。
高校レベルの教科書を読んでもなかなか頭に入らない。」
「私が例えば日本史でやっているのは、
『大学への日本史』安達達朗、1970年代大学入試が一番難しかった頃の本。
再編して東洋経済新報社から上下2巻で発売されていて、それを使っている。
他に山川出版社の『もう一度読む日本史』『もう一度読む世界史』『もう一度読む地理』
『もう一度読む政治経済』『もう一度読む倫理』がある。
学習指導要領に囚われずに大人が読みやすいように書き直しているのでいい。」
「理科系は、芳沢光雄先生。
東京理科大学教授を長くされて、今は桜美林大学リベラルアーツセンターの先生。
講談社ブルーバックスの『中学数学の教科書』上・下、『高校数学の教科書』上・下。
入試に出てくるような引っ掛け問題はなく、数学の基礎知識がつくようになっている。
ブルーバックス『大人のための高校物理』『大人のための高校化学』がいい。
入試には対応できないが、今何が問題になっているかは分かる。
ゲノム編集では全てできないので、エピジェネティクスという考えが出てきた。
こういったことも出ている。
基本的な知識があれば先に伸ばしていける。
勉強する材料は整っている。」
「知識がどれくらいついたか?
数学なら数学検定試験。
数学が苦手な人は3級から受ける。中学三年レベル。結構大変だ。
自信がある人でも準2級から受けるとだいたい三角関数で引っかかってしまう。
三角関数で引っかかる人は、ほぼ例外なく中学の図形が苦手だ。
中学数学の図形からやり直さないと高校一年生の数学はクリアできない。
同じ日に一次試験、二次試験があって、一次試験が計算、二次試験が証明。
計算ができても証明ができない、とかが分かる。良い試験だ。」
「国語の勉強の仕方。
出口汪『現代文の実況中継』全3巻、語学春秋社
例外なく、国語に弱い論理力がついて成績が上がる。
浦和高校350人、現代文で348番だった子、この参考書で校内順位が3位になった。
「現代文は数学と同じですね」
現代文は論理を解いている。
高校までの現代文を読み解ければ、難解な専門書を読み解くことができる。
無意味な本をはじくことができる。これは重要だ。」
「難しい本には2種類ある。
一つは内容がでたらめ。
教養ポルノ、受験ポルノみたいな本がある。
偏差値38の子が偏差値70台の難関大学に入学するような本。」
「ビリギャルの本を分析すると簡単だ。
私立大学の入試は3科だ。
あの場合、慶応のSFCは2科目、英語と論文だけ。
モデルの女の子は日本列島に4つの島があることが分からない。東西南北が分からない。
坪田先生が書いているには小学校4年生レベルだと言っている。
なぜ面倒をみることにしたのか?
ギャルスタイルはしているが話したことには答えてくれる。
コミュニケーション能力は高い。」
私立の中高一貫校に行っているから、
少なくとも小学校4年生~6年生までは塾に通って集中して机に向かう基礎能力はある。」
「難関校に入った生徒がこぼれるのは、中学校、高校の夏休みだ。
今までクラスで1番、学年で1番の子が、難関校では半分の子が半分より下になる。
中間試験で大多数が今まで取ったことのない酷い順位を取る。
モチベーションが維持できない。
2回目の期末試験も真ん中より下だとやる気を失ってしまう。
それでゲームの世界ではトップになれるとかでゲームにはまって抜けられなくなる。
岡田尊司『インターネット・ゲーム依存症』に書いてある。」
「先日、開成学園の柳沢幸雄校長に会った。
中学に入って2番以下、特に半分以下をどうするのか聞いてみた。
一番注意しているところで、入学したら高校三年生の指導の担当者を一人つける。
そこで成績だけが全てではないことを説く。
4月にボートレースの応援会がある。5月に体育祭がある。
部活をやらせて体育祭で完全燃焼させて、学校でやることはさまざまあって成績が全てでないことを
最初の2か月で叩き込んで中間テストになる。
6月に開成学園に満足しているか、アンケートを取る。
99%が満足、ほぼ満足。
今年は満足していないが3人。
3人だけ重点的に指導、ケアをする。
学校で出している賞は、皆勤賞だけ。
とにかく学校から離れないようにする。」
「実際に、数学、英語で落ちこぼれてしまった場合どうするのか?
教員資格を持っている開成出身のOBをティーチングアシスタントで雇って個別に指導している。」
「むしろ大変なのは、吹きこぼれ、だと言っている。
中学一年生で高校三年までの数学を終わってしまう生徒がいる。
明らかに開成の先生よりレベルが高い子。
アメリカなら特進させられるが、日本は関係が悪くなってしまうので、
部活にいざなって、部活で大学の先生や国会議員を紹介して学校に来続けるようにする。
開成の教育のきめ細かさを知った。」
「400万円以下の世帯収入の場合は、全額学校が負担する。
親が倒産した、離婚したなどのときは、生徒本人には伝えず保護者とだけ連絡を取って学園が全部負担する。
毎年ある旅行も全額学校が負担する。
卒業式の日に生徒を校長室に呼ぶ。
「奨学金で学校を卒業するが、返済する必要は一切ありません。
君たちにしてほしいことは、将来仕事に就いて納税することです。
もし、余裕ができたら学園に寄付してほしい」
今体制なら、今持っている基金で30年間サポートできると言っていた。
超エリート校の例だが、あまり国に依存しないでやっている。」
「柳沢校長も言っていたが、日本の高校生の力は世界のトップレベルであることは間違いない。
日本の高校教育のレベルは極めて高い。
アメリカの高校では微分をやらない。
イギリスの大学は3年制。アメリカの大学は4年制。
なぜなら、高校のレベルが違い過ぎるから。」
「高校までの中等教育のレベルは、他のどこの国もほとんど同じだ。
教養を付け直すなら、高校までに勉強したことに穴がないようにすることだ。
社会人になると学生のときより要領がよくなっている。メリハリをつけられる。
高校レベルの知識の欠損を埋めるのは、英語と数学を除いて、1年でできる。
全科目やっても1年かからない。」
「英語と数学はどこに欠損があるのか掴んでいないとまずい。
積み重ね方式になっている。基礎知識がないといけない。
例えばロシア語のテキストがあっても、ロシア語を知らない人には本の上についたインクのシミに過ぎない。」
「語学には踊り場があって、その踊り場に上がっておけば落ちることはない。」
「国語なら出口先生の本で勉強すればいい。
数学なら数検の準一級、高校一年レベルを目指せばかなりのことが分かるようになる。」
「インターネットを使いこなすことは重要だ。
メールアドレスでSNSの生徒とPCの生徒の点数は全然違う。
PCのアドレスの子の方が圧倒的に点数が高い。
なぜかなと思った。
文化が違う。
例えば、友達からのLINEで既読スルーを続けていれば友達から外されてしまう。
一旦LINEのコミュニティに入ってやりとりをしていると3時間~4時間使っている。
LINEをやっている子は必ずInstagramもやっている。
生協で食べたうどんを上げて、いまいちとか、そんなので6時間~7時間やっている。
これもトレードオフの関係にある。
パソコンの場合は、メールの返事が2日くらい遅れても問題はない。
インターネット空間とは別な空間ができている。
PCを使っている子は、本を読むのに時間を使っている。」
「指導している学生には、
「同志社の学生の質問は質に関することばかりだ。
君たちに必要なのは量だ。
どのくらい量が必要か。
期待しているのは、平日は3時間、休日は5時間。
慣れてきたら平日は5時間、休日は10時間、机に向かう習慣を身に付けてほしい」
ロシア、イギリスで勤務していたときの学生の標準的な学習時間だ。
大学は勉強する場所だという意識がヨーロッパは極めて高い。
アメリカもそうだが、アメリカの大学は事情が違う。
ハーバード大学の年間の授業料は年間800万円。
しかもアメリカの場合は4年間では専門科目をやらない。
大学院に入って2年間で専門科目をやる。だから6年。
800万円で6年で4,800万円だ。
公立大学のカリフォルニア州立大学でも年間600万円だ。6年で3,600万円。
アメリカの大学生はだいたいローンで借りている。
そうすると必死になって取り返そうとして勉強している。」
「日本の大学はゆるい。
教師たちもゆるい。
開成の柳沢先生の話をした。
東大工学部を出た後、民間企業で働いていたが、ユージン・スミスという写真家の『水俣』という写真をみて
公害問題をやりたくて東大大学院にもう一度入って博士課程も取った。
その時に窒素酸化物の測定器のパテントを取った。
ところが当時は高度成長期で公害の研究をしたいといってもどの会社も取ってくれない。
公募でハーバード大学の助教になった。
ハーバード大学もプリンストン大学もイエール大学もそうだが、研究教授と教育教授でスパッと分けている。
研究教授は、ノーベル賞を取るような人で年俸1億円がざらにいる。
教育教授は、講座を受ける学生の数とその評価で1年ごとに更新。
学生の数が少ないと年収300万円くらい。
数が多いと2千万円~3千万円くらい。
しかも評価が高くないとクビになる。
彼はそれを11年更新して、その内3回はベストプロフェッサーになった。
それで東大が目をつけて東大工学部の先生になって10年間やった。」
「同志社も早稲田も慶応も入試問題に少し工夫がある。
我々は作問力と言っている。
早慶の場合は東大。同志社の場合は京大。
同志社と京大、両方受かったら100%京大へ行く。
早慶と東大、両方合格したら100%東大へ行く。
東大合格者でも一定人数落ちる問題を早慶は作っている。
同志社は京大合格者でも落ちる問題を作っている。」
「大学センター入試の点数を上げる手がある。
大学センター入試は受験に1万8千円。
私立大学がセンター入試で判定するとき、大学センターにいくら払うのか?
540円。
1万人受けたら大学は1億6千万円入る。3万人受けたら5億5千万円入る。
大学は学校法人だから無税だ。
大学にとっては麻薬だ。
その結果、自分の大学で問題を作らない。
一部の大学は予備校に丸投げしている。
そうすると、大学の先生が高校で何を勉強しているのか調べない。
高大が接続していない授業になってしまうので学力が落ちてしまう。」
「私は大学で教えているうちに、高校で教えなくてはいけないと思うようになってきた。
大学生の知識の欠陥、変な癖がどこでついたかは高校で教えないと分からないから。
それで母校とか呼ばれた学校で教えている。
そこで見ていて教育の構造的な問題がある。
能力、教養をつけていないとインターネットを持っていても教養の力がつくと言えない。」
「英語の学習については電子翻訳が進んできている。
宣伝しているポケトークのようなものがある。
英検2級レベルだと機械に抜かれてしまう。
それを超える英語力を身に付けて置かないといけない。
英検1級は難しすぎる。
英検準1級を取っていればそれが踊り場だからそこから落ちることはない。
そこからビジネスの世界の英語を勉強したいならTOEIC、
アメリカに留学することを考えるならTOEFL iBT、
イギリスに留学するならIELTS。
この中で最も複雑な試験は、全部記述式のIELTSだ。」
「英語に苦手意識がある人で、本当に英語が必要な状況になったとき。
アメリカに留学しようとしてもビザが取りにくい。
トランプが外国人の流入を制限しているから6か月以内でないとビザが取れない。
3か月の英会話の学校はあるが、あれは闇。
1週間で18時間以内なら観光ビザでお目こぼしだが、そんなのでは力がつかない。」
「同志社の一人の女子学生が選んだのがセブ島。
朝6時半~夕方8時まで、最初の2か月間は英語の授業。
その人に合わせたプログラムを組める。
3か月目からは少し緩くなるが試験対策。
休暇を取って100万円弱で英語のスキルを20歳台~30歳台前半で身に付けておくと、
100万円の投資が、生涯所得で1億円の差になってくるだろう。
英語をやるときは短期決戦だ。
3か月~半年で徹底的に身につける。中途半端は駄目だ。」
大人の教養について語っていらっしゃいました。
とても刺激的でした。
佐藤氏は、
勉強をし続けることの大切さを説いていました。
教養を身につけることで生きるための判断ができるようになると。
K七流に読み解くと、
・日本の大学受験は欠損があるので
ポイントを絞って勉強すれば難関校も合格できる。
・小学校、中学校の勉強をしっかりしなさい。
そうすれば大人になってからでもやり直せる。
・日本の人口が1億人を割り込むと
英語が必要になってくる。
次の機会には教養についての部分も取り上げます。
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