【采配 落合博満】人材育成の肝は、相手をよく観察することと答えを教えず考えさせることだ

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読書感想 第54冊


采配

 

落合博満

 

ダイヤモンド社

 

 

 

 

 

 

落合博満??

 

1979年25歳にして東芝府中からドラフト3位でロッテに入団。

日本球界唯一3度の三冠王。

中日、巨人、日本ハムを経て現役引退。

2004年から2011年の8年間、中日の監督を務める。

8年すべてAクラス入り、

4年のリーグ優勝、

1回の日本一。

2013年から2017年中日のGM。

著書に『コーチングー言葉と信念の魔術』

『落合博満の超野球学1、2』などの名著があります。

 

 

 

前著『コーチング』は、

失礼ながら野球選手が書いたとは思えないほど

実用的な本でした。

こちらの『采配』も

すばらしいリーダー論を記しています。

 

 

 

目次だけでもワクワクしてしまいます

 

・自分で育つ人になる

・勝つということ

・どうやって才能を育て、伸ばすのか

・本物のリーダーとは

・常勝チームの作り方

・次世代リーダーの見つけ方、育て方

 

 

 

「いつもと違う」にどれだけ気づけるか、は有名な話です

第4章をごらんください。

 

 

 

2010年4月27日ナゴヤドームの中日対巨人戦で

落合は球審の体調がプレイボール直後からよこなさそうに見えた。

すぐにタイムをかけて本人のもとへ足を運び、

交代を勧めていた。

一度は「大丈夫です」と言われたが、

次の回には立っているのも辛そうな状態になり、

予備審判員と交代することになった。

 

 

 

youtubeにも動画が残っています。

ぜひご覧になってください。

 

 

 

観察について同じような話があって、

前に尾木ママのことを取り上げたので、

併せてご覧くださいね。

 

 

 

 

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落合は勝利に結びつくよう采配を振るうには、

グラウンドの中にある情報をどれだけ感じ取れるかが大切だ、

としています。

 

どうも普段とは違うんじゃないかと感じることができれば、

頭がその理由を探ろうと働きだす。

 

つまり、視覚でとらえている映像は同じでも、

固定観念を取り除けば、

さまざまな情報が得られることが多いのだ、

ということです。

 

 

 

これだけすごい落合博満が、

中日GMとして結果が残せなかったことが

不思議でなりません。

 

経営者とリーダーも違う、

ということなのかもしれませんね。

 

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

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