「アベノミクス亡国論」のウソ
投資シミュレーションで読み解く「復活」の根拠
上念司
イースト・プレス
テレビとかラジオとかいろいろ出てらっしゃるそうで、
T橋さんが上念司の意見はいい、って言ってたので読みました。
2013年なので古い本です。
上念司とは?
勝間和代の最強ブレーン、と帯に書いてありますね。
2007年に勝間和代と株式会社を設立しています。
日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立、です。
長銀は1998年に破綻。
国有化後、今は新生銀行になっています。
世の中のトンデモ論を批判していく本
結構大胆な本です。
まず、野口悠紀雄氏、藤巻健史氏、池上彰氏、あとは日経などメディアを相手にかみつきます。
国家破産論を叩いていきます。
そして次の章でハイパーインフレを叩きます。
さらに国家破産したとしての話が続きます。
保険をかける、レバレッジをかける、国債を売る、円を売る、資産逃避する、お金を捨てると続く。そういうことをすると損をしますと。
で最後に、アベノミクスは究極の政策だ、となるわけです。
こういう本は旬があるのかもしれません
これは違うだろうという話を本の9割書いています。
ちょっとしつこくて飽きます。
2013年は日経平均が9000台から16000台まで跳ね上がった年ですから、
この本の通りだ、となりそうです。
ただ思惑とは違い、2017年から2019年2月までは20000台で停滞しています。
今後、この本のようになっていくのでしょうか?
ご拝読ありがとうございます。